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​小泉八雲「蟲の研究」より
「蚊」

出演者コメント

私役:山姥切国広
「外国人らしい見目が良いと選ばれた。それだけでいいだろ」

住職役:江雪左文字
「服装から選ばれたのですが、山姥切国広とは縁がありますね」

墓参り客役:乱藤四郎、後藤藤四郎
蚊役:日本号、御手杵

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エッセイを一度やってみたいなあと思い、真っ先に浮かんだのが「蚊」でした。

虫に関した著作はいろいろあるのですが、「蚊」は仏教に絡めて、輪廻転生まで発想が広がっていくのが面白いです。

 

それまで、私は小泉八雲という人に対して、「日本文化を知ろうとする外国人」のイメージを抱いていましたが、この作品を読んでそれだけの人ではないという、当たり前のことに気づかされて驚いたのも記憶に新しいです。

 

「蚊」に出てくるハワード博士は、ハワード・ステープルトン氏でしょうか?
断定できる情報を見つけられず、動画内ではふわっとさせました。
もし、読んでいたものが何だったのか分かれば、盛り込みたかったです。

 

演出に関して、今回はけっこう思い切ってやりました。
まず蚊に配役したことですね。
これは私が蚊のイラストでも気分が悪くなってしまったので、刀剣男士に頼みました。
こういう舞台のような演出は、私が親しんできたものなのですが、どうだったでしょう。
墓参り客は『其角と山賊と殿様』服部嵐雪役の後藤藤四郎、『花間文字』韓湘役の乱藤四郎に頼みました。
こういった他の役を演じるのも舞台的かなと思いましたが、まあ、ゆっくり文庫界隈ではままあることかと。
これからも、ひょっこり出てくることがありましょう。
弊本丸の俳優たちをよろしくお願いします。

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