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『指環』は私が最も好きな作家・江戸川乱歩の作であり、私が絶対に動画化したかった作品の一つです。
それは将来の夢だったのですが、まさか競作という形で実現してしまいました。
正直なところ、かなり妥協した動画になりました。
時間も技術も無くて、「今できるかぎりで頑張る」そういう動画になってしまいました。
いつか必ずリメイクしますが、あの動画も弊本丸の歴史の一部ということでご容赦ください。
そも、なぜ『指環』が好きなのかと言いますと、
「会話だけで生き生きとした人物描写をし、想像を掻き立てる文章に圧倒された」
からです。
『指環』祭りで、お分かりかと思いますが『指環』は作り手によって多様な表現を可能にする落語的な作品です。
江戸川乱歩=エロ・グロ・ナンセンス
というイメージを持っている方は多いでしょう。
しかし、乱歩はこういう会話を通して人物を描くのがとても上手なんです。
それを知ってほしかった。そうして『指環』祭りに参加しました。
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